姿勢も身体もスッキリ!!

こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

今日は、ピラティスについてお話ししたいと思います。

ピラティスという言葉を聞いたことがありますか?
どんなものか知っていますか?

日本ではまだまだマイナーなエクササイズですが、海外ではメジャーなエクササイズで幅広い年齢層の方が行なっています。
また、プロのスポーツ選手でも基礎トレーニングとして取り入れている人も多くいます。

そんなピラティスを多くの人に知ってもらいたい!ということで、
ピラティスとは何なのかを詳しくお話ししていきたいと思います!!

 


ピラティスとは?ピラティスの歴史

ピラティスという言葉を聞いたことがありますか?

1920年代にジョセフ・H・ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。
ピラティス氏は、自身がくる病(骨の成長障害で背骨を変形させてしまう病気)や喘息を患っており、それを克服するために身体の構造などを勉強しました。自身の身体を健康にするにはどうしたらいいのかということを自身の身体を通して追求し、ピラティスというものを確立しました。
また、ドイツ人従軍看護師だったピラティス氏は、負傷した兵士のリハビリのために激しい運動が難しい人でも、筋力強化ができるエクササイズを提案しました。
ピラティス氏は、1926年に渡米し、ピラティスを広めるためのスタジオを開設しました。アメリカ全土に普及し、今ではリハビリだけでなく、体づくりを目的とした人気フィットネスの一つとなりました。



ピラティスの種類

ピラティスには、大きく分けて
・マットピラティス
・マシンピラティス
・ファンクショナルローラーピラティス

の3種類があります。

・マットピラティス
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ヨガと同じようにマットを使って行うピラティスをマットピラティスといいます。
ピラティススタジオやスポーツジムなどで行われるピラティスの多くはマットピラティスです。
使う機器も、マットだけで手軽に安価に始められる上に、自宅や狭い場所でもできるというメリットがあります。

しかし、マット上で自分自身の身体を動かして効果を得るためには、正確に身体をコントロールする必要があり、上級者向けで基礎知識や慣れも必要となります。



・マシンピラティス
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ピラティスは本来、機器を使って個人の状態に合わせたエクササイズを行うものでした。
ジョセフ・ピラティス氏は、第一次世界大戦時、負傷兵でもエクササイズができるようにベッドを改良したマシンを開発しました。
これがマシンピラティスの始まりとなっています。

ピラティスマシンは、現代では、多くの医療現場やフィットネスジムなどにも導入されるようになり、多くの患者や利用者の機能改善にも役立っています。
また、世界中のトップアスリートも、怪我の予防やパフォーマンスアップの観点からピラティスを取り入れていることが多く、アメリカンフットボールのチームや、大学アメリカンフットボールの多くのチームがトレーニングとしてピラティスマシンを導入しています。
一見難しそう、キツそうと感じるマシンピラティスですが、マシンを使うことで、身体を支える補助、または負荷を加えることが可能となり、正しい動きを導きやすいというメリットがあります。

しかし、デメリットとしては、マシンがあるところへ行かないとできないということです。
私の住んでいる地域には、このようなマシンが置かれている場所がない(知らないだけかも)ため、行うことができません。


・ファンクショナルローラーピラティス(FRP)
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ファンクショナルローラーピラティス(以下、FRP)は、フォームローラーを使用して行うピラティスです。マットの上にフォームローラーを置いて、運動を行います。

↓フォームローラー
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フォームローラーを使用することで、機器を用いたマシンピラティスのような適度な抵抗と補助を得ることができます。フォームローラーの不安定な支持面の上でエクササイズを行うため、よりインナーマッスルを鍛えることができ、体幹の安定性やバランス能力の向上を促すことができます。エクササイズのバリエーションも多く、初心者でも比較的簡単に行うことができるのが特徴です。
また、エクササイズの開発にあたって、医学的視点を取り入れており、日常の歩行などの動作の機能を向上させるため、立った姿勢でのエクササイズが多いことも特徴です。


ピラティスの効果


ピラティスでは、身体の外側にあるアウターマッスルではなく、深層部にあるインナーマッスルを鍛えます。インナーマッスルを鍛えることで、理想的な背骨、骨盤の位置へ導き、全身のバランスを整えたり、正しい姿勢へと導くことができます。
ピラティスの主な効果をご紹介します。


・骨盤の歪みを改善
骨盤の歪みは誰しもが抱えているものです。カバンをいつも同じ側で持ったり、足を組むときにいつも同じだったり様々な要因で骨盤は歪んでいきます。また、出産を経験した女性は特に歪んでいることが多いと思います。インナーマッスルを鍛えることで、骨盤の歪みを正常な位置に戻し、冷え性や生理痛の緩和、便秘やむくみの改善にも効果があると言われています。


・姿勢改善
背骨は、緩やかなS字カーブを描いているのが理想的な姿勢です。ピラティスでは、正しい姿勢に必要な筋肉を鍛え、正しい姿勢での運動を学習していきます。また、正しい姿勢で左右の筋肉を均等に動かしたり、調整したりするため、姿勢改善や肩こり改善にもつながります。


・ダイエット効果
インナーマッスルを鍛えることで身体が引き締まり、筋肉量も増えるため、基礎代謝が上がります。継続することで太りにくい体質になります。


他にも、ストレス解消や、ストレッチ効果などもあります。
これらの代表的な効果を見ると、産後の運動には最適だと感じます。妊娠出産で姿勢や骨盤は歪みが生じます。また、妊娠中体重が増加し、出産後戻らないことも多くあります。
また、妊娠中からできるピラティスもあり、ピラティスを学べる場は少しずつ増えているように感じます。

よく比較されるヨガとの違い

レッスンや体験などでよく聞かれるのが、ヨガとの違いです。
ピラティスに比べると、ヨガの方が日本ではメジャーな運動で、ヨガもヨガマットさえあれば運動ができるため、安価で自宅などの狭い場所でもできることがメリットとしてあります。
似ているものとして捉えられがちですが、ヨガとピラティスではどんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの特徴をみてみましょう。

ピラティス
・リハビリに基づいて作られている。
・胸式呼吸によって交感神経を活性化させ、頭をスッキリさせ、自律神経を整える
・解剖学に基づいた一連の動きにより身体を正しい方向へ導き、姿勢改善などの効果があある
・体力や姿勢の改善、筋肉量のアップなどを目指したい場合に向いている

ヨガ
・宗教観に基づいた思想と瞑想、快適で安定した心を作る
・腹式呼吸によって、副交感神経を活性化させて心をリラックスさせる効果がある
・ストレッチや呼吸を通じて心を安定させる
・自分自身のメンタルを整えながら体づくりをしたい場合に向いている



ここまでピラティスについて概要をお話ししてきました。
ピラティスという言葉を聞いたことがない、または、言葉は聞いたことがあるけどどんな運動でどんなことをするのかは知らないという人がまだまだたくさんいると思います。

私自身も、子供を妊娠・出産し、身体の痛みを経験したことがきっかけでピラティスを学びました。

このブログを通じて、少しでもピラティスについて知ってもらい、体験でもいいので経験してもらえたら嬉しいなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。