MAMA LIFE 理学療法士兼ピラティスインストラクター

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カテゴリ:医療 > 柔道整復師

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こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

前回は、柔道整復師の給料についてお話ししました。

 

柔道整復師の収入には大きな差があり、特に独立・開業し成功している人は平均年収を上回る収入が見込めるとお話ししました。
接骨院・整骨院の競争は激しく、成功するのはなかなか難しいことではありますが、多くの柔道整復師が開業を夢見るのではないでしょか。

では、開業するにはどうしたらいいのか、どのくらい費用がかかるのか、誰でもすぐに開業できるのか??などなど詳しく説明していきます。

 


柔道整復師の開業率

柔道整復師になった人の何割が独立・開業しているのでしょうか。
また、施術所数はどのように推移しているのでしょうか。

下記のグラフは、柔道整復師の人数と施術所数の年度別推移をグラフにしたものです。

スクリーンショット 2019-09-05 23.43.31
(引用元:衛生行政報告書)
平成26年までのものですが、このグラフを見ると、柔道整復師の約7割の方が開業していることになります。
かなり多いと思いませんか??
柔道整復師の数も年々増加しており、平成26年と比べ平成28年では6.6%増え68,120名となっています。施術所数も48,024箇所に増え、年間1,500箇所程度の施術所が開業していることになります。
接骨院・整骨院は、高齢者の増加により市場のニーズは高いと言えますが、一方でライバルも非常に多い状態となっています。
そのため、開業するためには、しっかりとした戦略を持って経営する接骨院・整骨院でなければ勝ち残れません。


接骨院・整骨院の廃業率


開業を目指している人にとって、あまり考えたくはない話ですが、開業した接骨院・整骨院全てが成功するわけではありません。激しい競争の中で廃業していく接骨院・整骨院もあります。では、開業した接骨院・整骨院の中でどれぐらいの割合で廃業しているのでしょうか。

厚生労働省が出している業種別の廃業率になります。
スクリーンショット 2019-09-06 15.43.00
(引用元:厚生労働省雇用保険事業年報:業種別廃業率)

接骨院・整骨院は「医療・福祉」または「その他サービス業」に分類されるのではないかと思います。
そうなると、廃業率は2〜4%程度となっています。
その他の業種と比較しても、廃業率は低い??という感じがします。

しかし、新規で開業する場合、5年継続できる整骨院は全体の2〜3%と言われることもあります。

以前は柔道整復師養成校卒業後、5〜10年ほど実務経験を積み、その後独立開業することが一般的でした。しかし、近年は卒業生の約2割が資格取得後すぐに開業し、十分な知識や経験がないまま、不正行為に手を染めるケースもあるとの指摘もあります。また、創業者支援の制度融資などもあり、企業を促す要因となっています。

これらの問題を改善させるため、厚生労働省は平成30年4月に柔道整復師法を数多く改正しまし。
一番の大きな改正は、
「柔道整復療養費の受領委任を取り扱う施術管理者になるための要件」
についてです。

柔道整復師として働く上で、保険請求をする施術を行う場合には、この「施術管理者」の届出が必要となります。
自費診療のみの場合は、届出は必要ありません。

独立開業し、保険請求を伴う施術を行う場合は、この「施術管理者」の届出をしなければならないということになります。
では、この「施術管理者」は、資格取得後すぐになれるのでしょうか?



開業は資格取得後すぐにできるの?

上記で述べたように、保険請求を伴う施術を行う場合は「施術管理者」の届出が必要になります。

平成30年4月の柔道整復師法改正前までは、「施術管理者」になるための要件については、柔道整復師の資格のみとされていました。

しかし、これでは十分な知識や技術がないまま、資格取得後すぐに開業する人が増え、柔道整復療養費の不正請求事案が大きな問題となっていました。
また、資格取得後すぐに管理者になる例は、他の国家資格を見ても稀です。


そのため、厚生労働省は平成30年4月に柔道整復師法を改正し、
「施術管理者」になるために

①3年間の実務経験
②16時間以上2日程度の施術管理者研修の受講


を義務付けました。

実務経験と研修の受講を要件とすることで受領委任の取り扱いにあたり、何が保険請求の対象かの判断や、施術録、支給、申請書の記載の仕方など、制度の正しい理解を受領委任を取り扱っている施術所で実際に学ぶことができるとともに、一定の研修を受講することにより、一定の質の向上を図ることができると考えられています。

これらのことから、現在は卒業、資格取得後すぐに開業することはできなくなっています。

柔道整復療養費の受領委任を取り扱う施術管理者になるための要件については、
後日さらに詳しくお話ししていきます。

接骨院・整骨院の開業に関わる費用

開業するには、知識や経験などの他にも多くの費用が必要となります。
開業に関わる費用としてどんなものがあるのか、実際どれぐらいの費用がかかるのか説明していきます。

①物件取得費
まず、開業するにあたりどこでやるのか、場所の確保が一番の課題です。
場所によって集客も変わってきますし、どのくらいの広さ、規模で行うのか、院内にどんな設備を置くのかなどなどによっても場所が変わってきます。
物件取得費に関しては、金額にかなりの幅があります。都会ではもちろん高くなりますし、地方になれば安いところもあります。また、駅の近くなどの立地がいい場所では高くなりますし、人の通りが少ないような場所では安くなります。
自分の希望にあった物件に出会うまでに何年もかかる人もいます。
それだけ場所は重要になるので、自分がどのような場所でどのくらいの規模でやりたいのかを明確にし、物件を探してみましょう。
物件取得に関わる費用としては、保証金、初回家賃、仲介手数料、敷金・礼金などがあり、数十万円〜数百万円かかります。
さらに取得した物件の改装にも費用がかかります。
取得した物件によっては、以前使用していた人が改装していてそのまま使える場合もあれば、すべて改装しなければならない場合もあります。
仲介業者とも相談し、どこまで自己負担でやるのか、仲介業者や物件のオーナーがどこまでやってくれるかなど、可能な限り自己負担が減るよう相談してみるのも良いと思います。

②設備費
治療用のベッド、物理療法の機器、タオルや枕などの備品、レジやパソコンなどの設備など様々なものがあります。電器治療器やレジなどはリースもあるため、初期費用を抑えるためには、リースなどの検討も良いと思います。

③宣伝広告費
HPの開設や折込チラシの作成、印刷、配布などにもお金がかかります。
宣伝広告費に関しては、初期だけでなく継続してかかる費用にもなります。
自分で作成できるところは自分でしたり、SNSなども活用して宣伝するなどして、経費を少しでも減らすようにしてみましょう。

主にかかる費用としては上記の3つになります。
これだけでも100万円〜多い場合は1000万円程度かかることもあります。

毎月の返済額なども考え、計画性を持って資金を借り、開業するようにしましょう。



ここまで開業についてお話ししてきました。
開業して終わりではなく、そこからが始まりでもあります。
5年継続できる整骨院は2〜3%と低い数値も出ていますが、成功すれば収入も増え、自分の頑張った分だけ収入になるという理想的な状態にもなります。

開業できるまで最低でも3年間の経験が必要ですが、開業する希望がある方は、資格取得後から開業に向けて動き、しっかりとした計画を立てて3年後の開業を迎えられるようにしましょう。

次回は、 柔道整復療養費の受領委任を取り扱う施術管理者になるための要件について
もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

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こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

前回は接骨院・整骨院、整体院・整体で何が違うのかについて説明しました。
みなさんの住んでいる地域にも、多くの接骨院、整体院があると思います。
どこに行ったらいいのか、どのように選んだらいいのかに迷った時は、こちらを参照ください。 



今回は、接骨院・整骨院で働いている、または開業している「柔道整復師」について説明していきます。

 


柔道整復師とは?

柔道整復師とは、
「柔道整復師法」第2条において
厚生労働大臣の免許を受けて、柔道整復を業とする者。
とされています。
また、第3条において、
柔道整復師の免許は、柔道整復師国家試験に合格した者に対して、厚生労働大臣が与える。
と記載されています。

柔道整復師は、昔から「ほねつぎ」「接骨師」として広く知られ、現在は高校卒業後、都道府県知事が指定した専門の養成施設(3年間以上修学)か文部科学省が指定した4年制大学で解剖学、生理学、運動学、病理学、衛生学、公衆衛生学などの基礎系科目と柔道整復師理論、柔道整復師実技、関係法規、外科学、リハビリテーション学などの臨床系専門科目を履修します。

履修する科目を見てみると、理学療法士、作業療法士と同じ科目もあります。基礎系科目についてはほぼ同じと考えていいと思います。

柔道整復師資格取得後は、実務経験と研修の受講により受領委任の取り扱いが行える「接骨院」や「整骨院」という施術所を開業できます。

前回の記事でも述べましたが、
接骨院・整骨院で働く柔道整復師は国家資格を有しており、整体師やカイロプラティック師などの民間資格とは違います。



柔道整復師の仕事内容は?

接骨院や整骨院では、柔道整復師によって、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる外傷性が明らかな原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」によって整復・固定などを行う施術を行っています。

柔道整復師の活躍の場としては、①接骨院・整骨院②病院③介護施設④スポーツ現場などがあります。

多くの方が①接骨院・整骨院④スポーツ現場を思い浮かべると思いますが、病院や介護現場でも柔道整復師は活躍しています。

【接骨院・整骨院】
多くの柔道整復師が働いているのが接骨院・整骨院です。

子供から高齢者まで幅広い年街の方が、骨折、捻挫、打撲などで来院します。
医療保険が適用されるため、保険内で施術をする場合や、保険外で自由診療として施術をする場合もあります。

【病院】
柔道整復師の働き先の一つとして整形外科があります。整形外科は、骨折からの整復やギプスの装着、テーピング、リハビリなどがあります。
整形外科には、医師や理学療法士など様々な人材が集まります。また、症例カンファレンスなど他職種と意見交換をすることもあるため、日々勉強すべき要素が豊富です。

【介護施設】

介護施設では、柔道整復師は機能訓練指導員として筋力が低下した要介護者に対して筋力を高める運動を指導したりします。

機能訓練指導員とは、ケガや病気、加齢などによって日常生活に支障をきたし始めた方が、健康で自立した生活を送ることができるように、リハビリや機能訓練のサポートをする職種のことです。
デイサービスや特別養護老人ホームでは、施設に必ず1人以上の機能訓練指導員を配置することが義務付けられています。

機能訓練指導員についてはまた詳細は後日upします^^

【スポーツ現場】

柔道をおこなう人への処置としておこなわれてきた柔道整復術は、テーピング技術やケガの応急処置などを活かしてスポーツトレーナーとして仕事をしている柔道整復師もいます。
スポーツの現場で働く柔道整復師は、スポーツトレーナーの一員として、テーピングや怪我の応急処置だけでなく、栄養管理や精神面のサポート、怪我をしないための体づくりなど様々な知識と技術が必要です。栄養管理や精神面のサポート、体づくりなどについては、養成校で学ぶ内容では不十分だったり、全く勉強しない内容もあるため、柔道整復師の資格を取ったからといってすぐにできることではないと思います。
ある程度の経験と、柔道整復師に関する部分以外の勉強もしっかり行うことで、選手から厚い信頼を寄せられるスポーツトレーナーになれるのではないでしょうか。 


多くの方が柔道整復師の仕事現場としては、接骨院やスポーツ現場を思い浮かべると思います。
私たちリハビリ専門職と一緒に患者様を見る場合もあれば、介護現場での機能訓練や介護予防などの場でも活躍しています。
これから目指す人には、広い視野を持って活躍の場を選んでいって欲しいと思います。

柔道整復師の養成校について

柔道整復師の養成校については、厚生労働省管轄の学校と、文部科学省管轄の学校があります。
どちらの学校を選んでもカリキュラムは一緒です。

少し古いですが、
厚生労働省、文部科学省が出した平成27年度までの養成校数、定員数のデータです。

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(引用元:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000106911.pdf)

養成校数は109校もあり、すべての学校の定員を合わせると約9,000人となります。

公益社団法人全国柔道整復師協会のHPでも、養成校を探すというページから養成校を探すことができますが、なぜか、ここには全国で45校しか掲載されていません。
実際はもっと多くの養成校が存在しています。

なぜだろう・・・??
よくわかりませんが、養成校を探す場合には、
「〇〇県 柔道整復師養成校」
と検索すれば、その県の養成校が出てきます。

また、養成校によっては、昼間部、夜間部があったり、昼間部でも午前の部、午後の部と2部に分かれている学校もあります。

社会人の方や、アルバイトをしながら資格を取得したい人にとっては、様々なコースがあるため、自分のライフスタイルに合わせた学校を選択することができます。
また、大学でも柔道整復師学科がある場合もあります。専門学校の場合は、多くが3年制ですが、大学の場合は4年制になります。
それぞれにメリット、デメリットもあると思います。
以下にまとめました。

柔道整復師 専門学校のメリット・デメリット

【メリット】
・柔道整復師国家試験に必要な科目だけ、集中して学べる
・短い期間で、柔道整復師に必要な知識・技術・マナーなどが学べる
大学に比べて学費が3年分で済むため、安くなる
・大学より1年早く柔道整復師として働くことができる(国家試験にストレートで合格すれば)
・少人数制の為、実技授業や就職支援が手厚い

【デメリット】
・研究などのカリキュラムがない
・柔道整復師以外の科目を学ぶことができない
(学校によってはスポーツトレナーになる為の授業やWライセンスとして鍼灸師の授業を受けれる場合もあります。)

柔道整復師 大学のメリット・デメリット

【メリット】
・学歴が大卒となる
・一般教養科目を学ぶことができる
自分の興味のある科目を選択して、柔道整復師に関連すること以外も学ぶことができる
・卒業後、大学院への進学も可能。研究者や学校教員などの道もあり
・4年間かけてゆっくり学ぶことができる

【デメリット】
・1年多く通うため、学費が多く必要となる
・3年制の学校が多いため、大学を選ぶと1年遅く就職することになる


いかがだったでしょうか??
大学のメリットは、専門学校のデメリットでもあり、専門学校のメリットは大学のデメリットにもなるということです。
一番大きな部分としては、やはり費用ではないでしょうか?1年違えば学費は大きく変わってきます。
社会人から養成校に入学する場合は、自身の貯金などから学費を考える必要もありますし、すでに家庭を持っている場合であれば、少しでも早く柔道整復師になって働く必要があると思います。 

それぞれの環境や何を学びたいのかなどを考えて、専門学校、短大、大学を選択しましょう! 

次回は、柔道整復師の国家試験についてお話ししていきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

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