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カテゴリ: 理学療法士

第55回理学療法士国家試験-2

こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

令和元年9月2日、厚生労働省から来年、令和2年に行われる第55回理学療法士国家試験の試験日程が発表されました。

試験日程と、過去の傾向から第55回の難易度を予想したいと思います。
※あくまで傾向からの予想です。

 


第55回理学療法士国家試験日程

・試験期日
筆記試験:令和2年2月23日(日)
口述試験及び実技試験:令和2年2月25日(火)

・試験地
筆記試験:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県
口述試験及び実技試験:東京都

(口述試験及び実技試験は重度視力障害者に対して行われます。)

・受験手続
必要書類を令和元年12月16日(月)〜令和2年1月6日(月)までに提出


・合格発表
令和2年3月23日(月)午後2時に発表


過去の合格率の推移

では、過去の国家試験合格率の推移をみてみたいと思います。

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過去記事も参考にしてみてください↓



近年の合格者数、合格率を見ると、ジグザグになっているのがわかると思います。

昔は理学療法士の国家試験といえば90%以上が当たり前でした。
しかし、第46回に74%と大きく合格率が下がりました。
この年の国家試験はかなり難しかったと言われています。

流石に90%以上から74%と大きく下がってしまったため、その後2年間は90%に近い数値まで合格率が伸びています。

第45回の国家試験から出題形式が変更になり、第45回は難しくなると言われていました。
しかし、蓋を開けてみると93%と高い合格率。
移行期だったということもあり、出題形式のみが変更となり、難易度としては据え置いた形となったようです。

その頃から、合格率が今後は下がってくる、難易度が上がるとは言われていましたが、第46回を境に、合格率が90%以上になることはほとんどなくなりました。

第48回の国家試験で合格率がまた90%に近づいたため、翌年からまた合格率が下がり始めています。

国家試験を作成するにあたり、前年度の合格率をみながら問題の難易度が決定されているため、合格率が高い年と低い年を繰り返しているような形になります。



第55回理学療法士国家試験合格率予想

スバリ!!!

予想合格率:80%前後
(あくまでも個人的な見解です!!!)


上記でも述べたように、ここ5年間の合格率の推移をみると、

第50回:83%
第51回:74%
第52回:90%
第53回:81%
第54回:86%

と合格率が高い年、低い年を交互に繰り返しています。

この流れで考えると、今年は低い年にあたります。

また、近年は養成校も増え、受験者数も12,000人を超えています。
合格者数も約10,000人を超えるほどに増えてきています。
しかし、現時点でも需要に対して供給数が上回っており、2040年には供給数が需要数の1.5倍にもなると言われています。
養成校の質の低下、理学療法士の質の低下なども指摘されており、質の低下を防ぐという意味でも、合格者数は絞られてくる可能性の方が高いといえます。

第54回の合格者数は10,000人を超えています。
第52回も10,000人を超えていましたが、第53回は10,000人以下に減っています。

これらのことを考えても、今年は合格者数は10,000人を切ってくる可能性の方が高いのではないかと思います。

受験者数は昨年と同じぐらいの12,000人程度と考えられるため、
仮に合格者数が9,800人とすると
合格率81%
という数字になります。

あくまでも予想ですが、難しいと思う方が、勉強にも力が入るのではないでしょうか。

国家試験の日まであと156日!!(令和元年9月20日現在)

私の時は、この時期まだ臨床実習の真っ最中でした・・・。

後悔のないように、スケジュールを立てて勉強をし、国家試験の合格を勝ち取りましょう!!!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

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こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
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ここまで柔道整復師について色々お話ししてきました。

私は理学療法士として働いていますが、旦那は柔道整復師として働いています。
私自身、旦那と付き合うまでは、柔道整復師という仕事がどういうもので、どんな仕事で、どうやって資格を取るのかなどなどよくわかっていませんでした。
しかし、二人で勉強会などに参加したり、治療について相談する中で、お互いの知識や基本的な技術に関しては、ほとんど違いがないことに気づきました。

理学療法士(PT)と柔道整復師という名前や資格も違いますが、勉強している内容は同じ部分が多く、何が違うのかな?と思うことがありました。
今回は、その理学療法士(PT)と柔道整復師の違いについてお話ししたいと思います。 







理学療法士と柔道整復師 仕事内容の違い

理学療法士である私も、何が違うんだろうと思うぐらい似ているように感じてしまいますが、理学療法士と柔道整復師ともに独占業務のため、似ているように見えますが、名前や資格が違うように仕事内容は異なります。

具体的に何が違うのかみてみましょう。

①自らの判断で施術できるか・できないか
理学療法士は、医師の指示の下、運動療法や物理療法を行うことができます。つまり、自分で診察をして、診断して動くことはできません。

柔道整復師は、骨折や脱臼などの損傷状態によっては、施術を行うのに医師の指示が必要となりますが、そうでない場合は、自ら診察・診断を行い、施術を施すことができます。直接医療行為が許されている数少ない医療系国家資格のひとつです。


②開業できるか・できないか
理学療法士には、開業権がありません。上記でも述べましたが、医師の指示がないと理学療法はできません。診察・診断もできないため、開業して施術をするということができないということになります。

柔道整復師には、開業権があります。
医療系国家資格の中でも、開業権を認められている資格は少なく、医師や歯科医師に並び柔道整復師は開業権が認められている貴重な存在です。自分で独立開業できる将来性は大きな魅力のひとつです。

③対象者・保険適応範囲の違い
理学療法士は、病気やケガで低下した機能の回復、リハビリテーションが主な仕事になります。急性期から慢性期、また慢性疾患に対してもリハビリ・治療を行うことができ、機能を回復させる専門家といえます。リハビリでは、整形疾患だけでなく、中枢疾患(脳卒中やパーキンソン病、脳性麻痺など)、呼吸器疾患(肺炎、喘息、COPDなど)、心疾患(心筋梗塞、狭心症など)、廃用症候群(内科疾患などで活動量が減り運動機能が低下した場合など)など、様々な疾患が対象になります。

柔道整復師は、主に急性のケガに対する治療を行います。保険の適応になるのは、急性のケガのみでケガを治す専門家と言えます。慢性的な痛みに対しても施術はできますが、保険適応外となり、実費診療になります。整形疾患が主になりますが、介護施設などで働く場合には、様々な疾患の利用者様が対象となります。

様々な違いがありますが、基本的な身体の構造や動き、ケガや病気、痛みなどについての知識にはほぼ違いがないように感じます。
国家試験の試験内容を見ても、

理学療法士
解剖学生理学運動学病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要、理学療法

柔道整復師
解剖学生理学運動学病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復師理論及び関係法規

黄色のマーカー部分が同じ内容になります。(全く同じ問題ということではありません。)



過去記事↓(国家試験の内容もよく似ています。)

 


理学療法士と柔道整復師 国家試験合格率の違い

理学療法士国家試験合格率

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近年の国家試験合格率は80%台で推移しています。



柔道整復師国家試験合格率



近年の国家試験合格率は60%台を推移しています。

一見すると、理学療法士の方が簡単なのかな?と思うかもしれませんが、試験内容も異なるため、一概に難易度を比較することはできません。
また、両者の特徴として、新卒者の合格率は90%台を超えることが多く、養成校でしっかり学び、国家試験に1回で合格することが重要です。

理学療法士と柔道整復師 資格保有者数の違い

理学療法士
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2019年3月時点で、資格保有者数は151,602名となっています。
毎年約10,000人の理学療法士が誕生しています。


柔道整復師
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2016年時点で、資格保有者数は68,120名となっています。
毎年3,000人前後の柔道整復師が誕生しています。

人数にはかなりの差があります。

理学療法士においては、需要に対して供給が上回って来ていると言われています。働く場がないというところまではきていませんが、いずれはそういう時代になることが想像されます。
柔道整復師においても、同様で、介護分野ではまだまだ需要があるようですが、独立開業して成功する人はごく僅かという状況になってきています。
どちらにおいても、資格を取って終わりではなく、+αで自分の強みとして知識、技術、その他の資格を持つなどなど勉強を続ける必要があるといえます。


理学療法士と柔道整復師 学費の違い

理学療法士
理学療法士の養成校は、2019年時点で全国に266校あります。文部科学省または当道府県知事に認可された短大か専門学校(3年制、4年制)、または4年制大学があります。
短大もしくは3年制の専門学校の場合、学費は300万円〜500万円といわれています。
4年制の専門学校または私立大学の場合は、600万〜700万程度かかります。

私自身も、4年制の私立大学へ行きましたが、授業料がだいたい年間150万円で4年間なので600万かかり、さらに入学金、教科書代、実習に必要な物品や服代、4年次には国家試験対策として模試をたくさん受けるため、それらの代金などなどたくさんのお金がかかります。
実習で遠方に行った場合は、その時の居住費、食費などなどもかかりますし、実家から出て一人暮らしの場合は、さらにお金がかかります。

国公立大学の場合は、授業料が年間50万程度といわれている為、4年間で200万程度でかなり安くなります。しかし、偏差値も高く、定員も少ない為、簡単に入れるわけではありません。


柔道整復師
柔道整復師の養成校は、全国に100校程度あります。
理学療法士の養成校はこの2.5倍程度あることになります。

100校程度のうち、大半を占めるのが専門学校です。大学、短大は全国で10校程度しかありません。

3年制の学校で学費は300万〜400万円程度、4年制になると400万〜600万円程度となります。
3年制の学校が多い為、理学療法士に比べると安い感じがします。


理学療法士 柔道整復師 給料の違い

理学療法士
理学療法士の初任給は、23万円程度と言われています。
平均年収は、350万円〜500万円程度となっています。
理学療法士においては、独立開業はできない為、なかなか収入UPというのは難しいのが現状です。
また、1日にみれる患者様の数(単位数)が決まっており、たくさん患者さんをみればいいということもできない為、雇う側としても収入を増やすというのは難しいという状況になっています。


柔道整復師
柔道整復師の初任給は20万円程度と言われています。
平均年収では300万円〜700万円とかなりの幅があります。
独立開業し、成功した場合には700万に近いぐらいの収入が得られる場合もありますが、簡単には成功はできません。簡単ではないですが、収入が増える可能性があるという点では夢がある仕事だなとも感じます。



ここまで、理学療法士と柔道整復師の違いについて説明しました。
仕事内容の部分では、似ている点もありますが、異なる点もあります。
収入面では開業するかしないかで大きく変わってきます。(成功すればの話・・・)

様々な面で比較して自分がどのようなことをしたいのか、将来どうなりたいのかなどなどを考えて、選択する必要があると思います。
私は、旦那と出会うまで柔道整復師についてあまり知りませんでしたが、高校生の段階でここまで仕事内容について調べていたらよかったなぁ思うこともあります。
高校生のうちから仕事内容や収入など様々な面で比較検討しながら、将来のことを考えてもらえたらと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
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さて、前回は理学療法士の国家試験後の流れについてお話ししました。
国家試験を受けて終わりではなく、就職までの間に必要書類を揃え、就職後もスムーズに理学療法業務に入れるようにする必要があるとお伝えしました。

今回は、一番気になる部分ではないでしょうか。理学療法士(PT)の給料・年収について、他職種との比較もしながら説明していきます。

 

理学療法士(PT)の平均年収

就職を決める際に、重要視するポイントの一つとして給料があると思います。また、理学療法士を目指そうとする場合にも、将来どのくらいの給料が貰えるのかはとても気になる点だと思います。
では、理学療法士(PT)の平均年収はどのくらいでしょうか?また、医療系の他職種と比較して少ないのでしょうか?多いのでしょうか?

理学療法士の給料については、厚生労働省の賃金構造基本統計調査結果を見るとわかります。
理学療法士の平均年収は、約410万円となっており、だいたい350万円〜500万円くらいの層が多くなっています。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査の結果をまとめました。

・平均年齢:32.9歳
・勤続年数:6.1年
・労働時間:163時間/月
・超過労働:6時間/月
・月額給与:285,200円
・年間賞与:662,200円
・平均年収:4,084,600円

(参考元:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」)
(本統計はサンプル数が少ないため実際と違う場合があります。)

国家資格を持った専門職で、医療現場で働いているのに思うほど多くないと思われたのではないでしょうか。

その他の国家資格を持った医療・介護専門職と、平均年収を比べてみましょう。

職業

平均的な年収

作業療法士(OT

410万円

薬剤師

580万円

看護師

580万円

歯科衛生士

350万円

放射線技師

600万円

臨床工学技士

530万円


いかがでしょうか?
理学療法士は3年、または4年間勉強するのに対し、薬剤師は6年制となっています。
看護師は夜勤などもあるため、夜勤手当などで給料は多くなります。
放射線技師は、様々な検査技術を身につけることで、求人は多く、高収入となるようです。
臨床工学技士は、急な呼び出しなどがある場合もあり、そのような場合は、基本給とは別に手当が支給されるため、給料が高くなるようです。

他の資格と比較するとそれほど高くはないように感じます。
ですが、30代の平均年収は400万円程度と言われていることから、平均的な収入を得られるということになります。また、理学療法士は夜勤もなく、呼び出しなどもないと考えると、これぐらいの収入になるのかなとも思います。

 

理学療法士(PT)の初任給

では、理学療法士の初任給について、一般的な初任給と比較しながらみてみましょう。

理学療法士の初任給は、地域によって多少の違いはありますが、だいたい23万円ぐらいといわれています。
実際、求人情報を見てみても、だいたいそのぐらいで、病院・施設によって大きく差はありません。この平均よりかなり給料がいい場合は、何かしらあるのかな?と思います。私の住んでいる近くの病院で、私の職場より5万円以上高いところがありましたが、そこは、全国に系列の病院や施設があり、転勤があるとのことでした。
また離島などの募集を出しても、人が来にくい場所などは給料が高い傾向にあります。
23万円前後を中心に考え、高い場合は何があるのか確認してみるといいと思います。

また、大卒者の一般的な初任給が20万円程度といわれているため、平均よりは多少高めになります。


理学療法士(PT)の給料〜男女差、学校による差はあるの?〜

給料に男女差があったり、大学卒と専門卒で給料が違うということも一般企業ではよくあると思います。
では、理学療法士ではどうでしょうか。

理学療法士になるには、大学か専門学校を卒業しますが、実務経験のない新卒の場合には、学歴に関係なく、一律の給与にしていることがほどんどです、また、男女差もないことがほとんどです。
私も、同期は大卒男性、専門卒男性、私(大卒女性)の3人ですが、初任給や初めての賞与をお互い確認したところ、全く一緒でした。
(金額が違った場合は、気まずいのであまり給与明細の見せ合いこはしないほうがいいかもしれません・・・)

理学療法士(PT)の昇給

理学療法士になって1年・・・3年・・・5年・・・10年・・・と働く中で、理学療法士の給料はどのくらい上がっていくのでしょうか?

理学療法士の年収は、30代後半で400万円台、40代後半で500万円台と言われています。
実際、理学療法士として病院・施設で働く場合、理学療法士の収入を増やすためには、多くの患者様のリハビリをして、売り上げを増やすことが必要となります。
しかし、診療報酬で理学療法士は、1人1日24単位、1人週に108単位までという決まりがあります。1単位とは、20分の個別リハビリを指します。週6日勤務とした時、1日18単位のリハビリをすると、1週間で108単位となります。
診療報酬で、これらの制限があるため、売り上げを増やすためにたくさんリハビリをするということができません。そのほかにも、1人につき1日にできるリハビリの単位数の上限があったりするため、1人の患者様に対して、たくさんリハビリをするということもできません。
これらの制限内でリハビリを行っていくため、やればやっただけ売上が増えるということではなく、売り上げを増やすということが難しい状態です。
1日、1週間でできるリハビリの単位数が決まっており、年齢関係なくこの制限があるため、年齢を重ねていっても、収入は大きく増えないというのが現状です。

私も就職して何年も経ちますが、基本給はほとんど変わっていません。ボーナス額についてもほぼ一緒です。
病院・施設の経営状況にもよってボーナス額は変わってきますが、基本的には大きく昇給するということはないと思った方がいいと思います。

理学療法士の年収・初任給・昇給について述べてきました。
正直なところ、すごく少なくもないし、多くもないといったところです。
しかし、一般企業では、年齢によって昇給があると思うので40代、50代になった頃には、年収が大きく違ってくる可能性もあります。ただ、資格があり、どこでも理学療法士として働けるという強みもあるため、仕事に困るということは現状ではないと考えられます。
給料が大幅に下がるということも考えにくいため、安定した職業と言えるのではないでしょうか。


ここまで、理学療法士(PT)について詳しくお話ししてきました。
次回からは、作業療法士(OT)について詳しく述べていきたいと思います。 
理学療法士と作業療法士の違いや、これからPTもしくはOTを目指そうとしている、またはどちらにするか悩んでいる人にとって少しでも参考になればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

前回は、理学療法士の就職活動についてお話ししました。
一般企業に比べるとかなり、時期が遅く、やり方も複数同時に応募できないなど、いろいろなルールがありました。
今回は、理学療法士として無事就職した後のお話をしたいと思います。

 

理学療法士(PT)として就職。就職後は?

無事、国家試験も終わり、自己採点で合格点であった場合、そのまま内定を受けた病院・施設に就職することになります。では、就職後どのような流れになるのでしょうか?すぐに患者様のリハビリをするの?などなど経験を中心に説明します。
(病院・施設によっては異なる場合もあります。参考程度に読んでいただけると嬉しいです。)

4月1日、初めての出勤です。多くの場合は、新人研修が始まります。理学療法士だけでなく、他の職業の新人全てで研修が行われることが多く、病院・施設の理念だったり、社会人としての心構えとかの指導があります。施設内の案内や管理職の紹介などもあり、病院・施設の概要を理解します。
新人研修が何日かかけてあり、その研修が終わると、各職場での指導が始まります。多くは、新人一人に対して、先輩の理学療法士一人が指導者として付きます。仕事の流れや、1日の流れ、1週間の流れ、1ヶ月の流れなど様々なことを先輩について学びます。

患者様にリハビリができて、診療報酬の算定ができるのはいつ?と思われるかもしれませんが、実際担当の患者様を持ち、患者様のリハビリを行い、診療報酬を算定するのはまだまだ先です。
厚生労働省のHPには

有資格者として業務を行うためには、免許申請を行い、厚生労働省で管理する有資格者名簿に登録されることが必要です。国家試験合格後、速やかに免許申請を行ってください。免許申請を行わず、登録される前に業務に従事した場合、行政処分の対象となります。

と記載があります。
理学療法士の国家試験に合格したからといってすぐに理学療法士の業務をできるわけではありません。理学療法士免許を申請した後、指定された住所へ登録証明書ハガキが届きます。登録済み証明書に記載されている登録年月日から、理学療法士として名乗ることができ、診療報酬を算定が可能となります。

(理学療法士免許の申請方法については次の項目で詳しく説明します。)


理学療法士の国家試験合格発表は3月下旬に行われることが多く、発表を確認後すぐに免許申請をしたとしても、早くて登録まで1ヶ月程度はかかると思います。
(最近は早い傾向にあります。私の時は、3月末に合格発表→すぐに市役所で申請→5月下旬に登録証明書が届く。)
その為、申請書が届くまでは、理学療法士業務を行うことはできず、先輩の理学療法士について見学をしたり、学んだり、他の業務をしたりするようになります。

無事登録証明書が届くと、理学療法士の業務開始となります。証明書が届いたからといって、いきなりたくさんの患者様をみることはないと思います。少しずつ担当を増やし、業務に慣れていきます。その間も、先輩療法士の指導は続き、実際業務が始まってわからないことを聞いたり、相談したり、同期がいる場合は、同期で相談しあったり、家に帰ってわからないことを勉強したりと、国家試験を合格しても勉強の日々は続きます。

私の場合は、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の同期がいたため、同期でいろいろな意見を聞いたり、PT以外の職種の意見を聞いたりしました。自分一人で対応するよりは、同期や先輩に意見を聞いたりして、しっかりコミュニケーションをとっていくことが大切だと思います。

理学療法士(PT)免許の申請方法

理学療法士として働くには、国家試験に合格した後、免許申請をしなければならないとお伝えしました。これをしなければ、理学療法士と名乗って働くことはできず、診療報酬の算定もできません。
では、免許申請の方法について詳しく書いていきます。

必要書類
①理学療法士免許申請書
②健康診断書
③登録済証明書ハガキ
④住民票
以上の4つが必要になります。①、②は養成校でもらえるはずです。もしもらえなかった場合は、近くの保健所または厚生労働省のHPからPDFファイルをダウンロードして印刷することもできます。

①理学療法士免許申請書
養成校でもらうまたは保健所でもらうか、厚生労働省のHPからも入手できます。
収入印紙9000円分を貼ります。記入を間違えることもあるため、記入後に貼り付けるようにしましょう。収入印紙は郵便局で購入できます。

(⬇︎HPから入手した書類です。使用する際は、厚生労働省のHPからダウンロードしてください。)

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また、書き方についても
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このように詳しく書いてあります。
受験地コードについても、HPに記載があります。

②健康診断書
養成校でもらうか、保健所でもらうか、厚生労働省のHPからも入手できます。
近所のクリニックで書いてもらうことができます。
ただし、発行から1ヶ月以内のものという指定があります。
国家試験が終わってからすぐ行くのではなく、合格発表の少し前ぐらいに行くと良いと思います。就職してからでは、なかなか行く時間がなかったりするため、申請が遅くなってしまいます。就職前に済ませておきましょう。


(⬇︎HPから入手した書類です。使用する際は、厚生労働省のHPからダウンロードしてください。)

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③登録済証明書ハガキ
免許登録されてから、実際免許が届くまでに2〜3ヶ月はかかります。そのため、理学療法士名簿に登録されたことを知らせるためにこの「登録済証明書」が送られてきます。受験時に配布された登録済証明書の表面に受け取り先住所および氏名を記入し、切手を貼ります。裏面は氏名のみ記入します。
ただし、この登録済証明書は任意のため、必要がない人は、提出しなくても大丈夫ですが、これがないと登録がいつされたのかわからないため、提出は必須だと思います。


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④住民票の写し

住民票の写し(本籍地が記載され、かつ個人番号が記載されていないもの)または、戸籍抄(謄)本が必要です。発行日から6ヶ月以内のものという指定があります。国家試験が終わったら、近くの市役所に取りにいきましょう。
マイナンバーカードがある人は、コンビニでも入手可能です。


これら4つの書類が揃ったら、上から理学療法士免許申請書、診断書、住民票の写しの順に揃えて、右上をホチキスで止めます。
これを住所地を管轄する保健所に提出します。
記入ミスなどがあった場合は、訂正印で修正可能です。提出時には、印鑑も持って行っておくと安心です。

出来るだけ早く登録されるためにも、合格発表までには全ての書類を揃えておき、合格発表を確認後、すぐに書類を持って保健所へいき、提出しましょう。
私も、合格発表の日は新人研修中でしたが、途中抜けて理学療法士の同期と一緒にPCで合格発表を確認し、すぐに保健所へ行きました。
早く登録された方が、早く業務を開始することができ、診療報酬も算定することができます。就職先の病院・施設としても早めの申請・登録を依頼される場合が多いと思います。


今回は理学療法士の国家試験後の流れについて説明しました。
試験が終わっても気を抜かずに、必要書類を揃えたり、できることは早めにやっておきましょう。

次回は、気になる理学療法士の給料についてお話ししていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

理学療法士の就職活動

こんにちは^^
理学療法士として働いている私が、リハビリやそのお仕事について書いているblogです。
少しでもリハビリの仕事や資格について知っていただけたら幸いです。

前回は理学療法士の国家試験についてお話ししました。
4年間(3年間)の集大成で、年に1度しか試験がないため1回で合格できるよう勉強しなければならないとお伝えしました。
4年次には、臨床実習、卒業研究、卒業論文、卒業試験、国家試験があり、とにかくスケジュール管理勉強の時間を作ることが大切です。これらに加えもう一つ大切なことがあります。
それは、就職活動です。国家試験を受けて終わりではありません。
では、理学療法士として働くために、就職活動はどのようにするのか、時期ややり方についてお話ししていきます。

 

理学療法士(PT)の就職先・選び方は?

理学療法士には、医療介護分野で、様々な活躍の場があります。
日本理学療法士協会の調査によると、理学療法士が勤務している職場の割合は、医療施設が6割、介護施設が2割、その他が2割となっています。
もっとも多い医療施設ですが、整形・脳外科、小児、循環器、スポーツなどなど様々な分野があります。また、急性期や回復期、維持期など発症からの期間によっても病院が分かれていることが多いため、医療施設だけでも選択肢がたくさんあります。

これだけたくさんの選択肢がある中で、どのように就職先を選んでいけば良いのでしょうか?

選ぶ際、参考にするのが臨床実習先です。実習は3カ所(見学実習も含めるともっとたくさん)に行きます。その3カ所で、いろいろな臨床現場を経験します。場合によっては同じような実習先になる場合もありますが、私の場合は、評価実習が維持期の病院、臨床実習1カ所目が中枢神経疾患中心の回復期病院、臨床実習2カ所目が整形、中枢神経疾患中心の急性期・回復期病院でした。見学実習では、老人保健施設と障害者施設にいきました。これで全ての領域をカバーできているわけではないですが、この実習を通して、自分がどの分野で働きたいのか、どの時期の患者様に関わりたいのかを考えました。

また、選ぶ際に重要なのが、働く場所です。実家の近くで働くのか、大学で県外に出た人は、大学のある県で働くのか、実家や大学のある場所ではなく全く関係のない土地に行くのか、などなどです。
私個人的な意見としては、やはり知っている土地で働くことをお勧めします。私は、1回目の臨床実習で初めて家から離れた場所で一人暮らしをしながら実習を受けました。実習で患者様とコミュニケーションを取ったり、その地域の話や自宅に退院される方には、情報収集として、自宅の場所や周囲の環境なども聞いていきます。自分の知らない土地での実習だったため、地域の話をされてもよくわからず、土地勘もないため、自宅周囲の環境などもピンときませんでした。2回目の臨床実習では、自宅近くの病院へ行くことができ、住み慣れた土地でのコミュニケーションや情報収集はとてもやりやすく、自宅周囲の環境についても大体の場所がわかるため、1つの情報から色々広げて考えることができました。
臨床実習を行う前は、1人暮らしをしたこともないし、少し街の方に出て、1人暮らしをしてみたい。と思っていましたが、2回の臨床実習を経て、実家周囲の病院へ就職したいと思うようになりました。
中には、臨床実習先で実習中に就職を決めてくる人もいます。これについては、実習先の募集状況にもよりますが、指導してくださるバイザーの先生と話をしたりして、就職が決まる場合もあります。私も2回目の臨床実習の際、実習先の病院が自宅から近かったことや、リハビリスタッフ間の雰囲気も良く、リハビリ以外の他職種とも協力したりコミュニケーションをとる場がたくさんあったことから、ここで働きたいと思いバイザーの先生に相談しました。バイザーの先生も来て欲しいということだったのですが、残念ながら、その年は募集が出ず、就職することはできませんでした。
私の働いている病院でも、実習生として来ていた学生が翌年就職するということが何回かありますが、その場合は、実習中に決まるわけではなく、他の方と同じように1次試験、2次面接を受けて採用となっています。
実習をする中で「この病院・施設で働きたい」と思ったら、バイザーの先生に聞いてみるといいと思います。


就職活動の時期

就職活動の時期としては、一般の就職活動とは大きく異なります。一般企業などの就職活動は、3年生の夏頃から始まると言われています。3年夏頃からインターンシップが始まり、このインターンシップが就職に大きく影響する場合もあることから、この頃から就活が始まっていると考えられます。
では、理学療法士(PT)の就職活動はいつからでどのように行われるのでしょうか?

就職活動において、一般企業への就職活動と大きく違う点が2つあります。1つ目は時期です。就職活動の時期としては、早くても4年次の夏です。夏といっても、まだ臨床実習期間中である場合が多く、実際の面接や就職試験はもっと後にあることが多いです。夏頃から見学などを行い、秋〜冬または冬〜春にかけて面接や就職試験があることが多いです。
前回の記事にも書きましたが、実習を無事終え、卒業試験に合格しないと国家試験を受けれず、国家試験に受からないと理学療法士として働くことはできません。病院・施設側は、卒業して国家試験を受かることを前提として内定を出し、就職してくることを前提に4月からの勤務を決めたり配属を決めたりします。養成校側も、就職の内定をもらったのに、卒業できなかった、国家試験受からなかったとなると、病院・施設側へ迷惑がかかるため、このようなことを避けたいわけです。内定を出したのに国家試験に落ちて理学療法士として働けないという学生が出ると、学校の信用も落ち、このようなことが続くと、この学校からは採用しないということになっていきます。
近年は、成績が優秀で実習も問題ない学生に対しては、早期から就職活動を許可する場合がありますが、そうでない(卒業試験もギリギリ、国家試験どうなるかわからない・・・)学生は、国家試験が終わるまで就職活動は禁止という学校も増えています。国家試験終了直後に、各会社が解答を速報で出すため自己採点をしてある程度合格か不合格かがわかります。点数が合格基準点以上あった学生は、就職活動を許可されるというわけです。国家試験は2月末にあることが多いため、3月から就職活動をして4月から働くといったギリギリの学生も多くいます。


理学療法士(PT)の就職活動のやり方〜一般企業との比較〜

一般企業への就職活動と大きく違う点、2つ目はやり方です。
一般企業への就職活動は一度に複数の企業の面接や試験を受けて、多い人はいくつも内定をもらったり、内定辞退をする場合があります。しかし、理学療法士(PT)の場合は、一度に複数の病院・施設を受けることはできません。例えば、一つの病院を受けると決めたら、その結果が出るまで、他を受けることはできません。また、内定をもらった場合は、辞退することもできません。理学療法士(PT)の採用枠は少なく、予備に採用することができません。辞退すれば、本人だけでなく、養成校の信用にも関わってきます。後輩の就職にも影響が出るため、複数受ける、辞退するということは絶対にできません。
就職活動の時期も遅く、一度に複数受けることができないため、2、3カ所も落ちるとなると、希望の病院・施設に応募することが難しくなり、落ちにくい場所を選んで応募するようになります。


就職活動といっても、一般企業ように大きな会場でいろいろな企業が集まって説明会がある・・・みたいな大規模な就職説明会はありません。では、どのようにして就職希望先の情報収集をするのでしょうか?

まずは、各病院や施設のHPをチェックします。HPには、病院の特性やどんな分野の患者様が多いのか、リハビリスタッフの人数など様々な情報が載っています。自分の希望や条件に合っているかを確認します。また、HPにはスタッフ募集などの情報が載っていることが多いため、募集があるのかをチェックします。ここに募集が載っていない場合でも、大学や専門学校のキャリアセンターに募集が来ている場合もありますので、こちらも確認しましょう。
募集もあり、自分の希望や条件に合うことが確認できたら、次は病院・施設の見学をしましょう。HPだけではわからない職場の雰囲気、リハビリ室の環境、患者層などは直接見学をして確認する必要があります。希望する病院・施設に自ら電話をして、現在就職活動中で見学をしたい旨を伝えます。病院・施設側と日程調整を行い見学をします。見学をせずに就職試験や面接に来る人はほとんどいません。それぐらい就職活動に見学は大切です。自分の目で確かめないと分からない部分や、HPには載っていない様々な情報が得られます。

自分の希望や条件に合うが、HPにも募集がない、キャリアセンターにも募集が来ていないという場合でも、まだ可能性があります。募集がないかどうか、直接病院・施設へ電話してみましょう。まだ公にしていないが、募集する予定だったり、キャリアセンターには募集を出していないという場合もあります。

このように病院・施設へ電話して見学というのをいくつかします。今までの臨床実習で経験したことと見学で感じたことを合わせて考え、どこを受けるのか決めます。

私の場合も、希望していた病院の一次試験が4年次の1月初旬にありました。一次試験終了後、結果が郵送され、合格した人は二次試験があるということでしたが、1月末になっても結果が郵送されずかなり不安だったのを覚えています。私の学校は就職活動の制限がなかったため、比較的早くから就職活動をしており、2月までには、同級生の8割ぐらいは就職先が決まっていました。2月になって一次試験合格の通知があり、すぐ二次面接があり、無事合格しました。就職先が決まったのが2月の中旬で、同級生の中でも遅かったため、かなり焦りました。しかし、今では、3月に就職試験をしているところも多く、中には、3月中に決まらず、4月過ぎてから就職する人もいます。


大学へ入学した頃は、こんなに就職活動の時期が遅いとは思わなかったのでびくりしましたが、事前に知っておくと、焦らず考えることができるかもしれません。また、親も就職先が決まっていないことに不安を感じていたようでしたが、理学療法士の就職活動はこういうものだと説明しておくと、安心されるのではないでしょうか。

次回は、理学療法士として就職した後の流れや気になる給料についてお話ししていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

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