【産後の骨盤矯正vol.3】


こんにちは^^
前回は、【産後の骨盤矯正vol.2】骨盤矯正はいつから始める?効果がある?↓


についてお話ししました。

前回の記事でもお話ししましたが、
産後の骨盤は時間とともにホルモンバランスが整っていくため元の状態に戻っていきます。 

では、なぜ産後に骨盤ベルトをしなければならないのでしょうか??
骨盤が歪むから?ベルトで締めないと広がったままになるから??
矛盾している・・・そう思いませんか??

骨盤ベルトは骨盤が歪まないように、早く元の位置へ戻すため・・・
などと言われていますが、実際はどうなのか、
骨盤ベルトに効果はあるのか??いつまでつけなければいけないのか?? 
についてお話ししていきたいと思います。

 


産後の骨盤ベルト 効果・役割とは?


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本来、産後の骨盤は自然と元の状態へ戻っていきます。

産後の骨盤はどうなるの?

では、なぜ骨盤ベルトが必要なのでしょうか?

産後、身体を労わりゆっくりと過ごす・・・これが本来理想的な生活ですが、実際はそうはいきません。
里帰り出産をしたとしても、産後は授乳や、オムツ交換、抱っこなど赤ちゃんのお世話が忙しく、自分の身体をゆっくり休ませる暇がありません。


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産後の赤ちゃんの体重は3〜4kg程度で軽いと思われるかもしれませんが、産後のグラグラな骨盤や身体にはとても大きな負荷になります。
また、抱っこや授乳は、どうしても左右均等にとはいかず、抱っこしやすい方、授乳しやすい方がそれぞれあり、左右差が生じます。

無理な姿勢でいることが多くなると、骨盤は正しい位置に戻ることができず、歪んでしまうということがあります。

歪んだまま靭帯が戻ってしまうと、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性、代謝が落ちるなど様々な症状が現れます。

骨盤ベルトは、産後の骨盤の戻りをサポートし、正しい位置へ導く効果があります。

また、産後3〜6ヶ月かけて骨盤は戻っていくため、産後すぐは骨盤は靭帯が緩んでいて、骨盤が動きやすく重力にも弱いため不安定な状態になります。
周囲の筋肉も生まれたからといって、すぐには元のようには戻りません。
この状態で、抱っこ、授乳などの動作は骨盤や周囲への負担が大きくなります。


骨盤周囲の筋肉の代わりとなり、骨盤の安定性をサポートするのも骨盤ベルトの役割となります。


骨盤ベルトの役割とは・・・
・産後の骨盤の戻りをサポートし、正しい位置へ導く
・骨盤周囲の筋肉の代わりとして、骨盤の安定性をサポートする 

産後の骨盤ベルト いつからつけるの?

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産後の骨盤ベルトは、出産後すぐから使用するところが多く、分娩台の上で産後骨盤ベルトを装着し、入院中から使用するところも増えてきています。
私が入院していた産婦人科も、入院セットの中に産後用の骨盤ベルトが入っており、出産後すぐに看護師さんがつけ方を教えてくれ、すぐに装着しました。


入院セットの中にベルトが含まれている場合もありますが、自分で購入しないといけない場合もあると思います。
産婦人科で入院に関する説明が必ずあると思いますが、わからない場合は直接聞いて、自分で購入する必要がある場合は、入院までに準備をしておくようにしましょう。

産後の骨盤ベルト いつまでつけるの?

産後の骨盤ベルトについていつからつけるのかはほぼ明確ですが、ではいつまでつけるのでしょうか??

産後の骨盤ベルトの役割は
・産後の骨盤の戻りをサポートし、正しい位置へ導く
・骨盤周囲の筋肉の代わりとして、骨盤の安定性をサポートする 

こととお話ししました。

産後の骨盤は3〜6ヶ月かけて元の状態へ戻っていきます。

また、

“恥骨結合の幅の増大は例外なく産褥期の女性で見られる”
(Diane Lee:骨盤帯 臨床の専門的機能とリサーチの統合 より)

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と言われています。

産褥期とは、
産後8週間ぐらいまでの時期をいい、特に骨盤や靭帯へのダメージが強い時期

これらのことから、少なくとも産後8週間程度は、骨盤への負担を最小限にし、安静が求められる時期ということになります。
赤ちゃんのお世話などで常時安静は難しいため、少なくともこの産後8週間の間は産後の骨盤ベルトを使用し、骨盤の安定性をサポートする必要があると考えられます。

・産後8週間ぐらいまでの時期は、特に骨盤や靭帯へのダメージが強い時期。
・この時期は、靭帯が伸びて骨盤がゆるい時期。できるだけ負担がかからないように生活する必要がある。
・骨盤の安定性をサポートし負担を最小限にするためにも、産後8週間程度は骨盤ベルトを使用する必要がある。

産後の骨盤ベルト 帝王切開でも必要?

答えから言うと、必要です!!

帝王切開の場合、産道を通らず赤ちゃんが生まれるため、骨盤が開くことはないのでは??
と思われるかもしれません。

しかし、帝王切開の場合でも、骨盤は開いています。


本来骨盤の出口は10㎝ほどしかありません。
これでは赤ちゃんが通ることは不可能です。

妊娠すると、リラキシンというホルモンが分泌されるようになります。

このリラキシンは、骨盤や身体の靭帯を緩める働きがあります。
妊娠初期から分泌されるため、結果的に帝王切開になったとしても骨盤は緩んでいる状態となります。

そのため、帝王切開にかかわらず、産後8週間程度は骨盤がゆるい状態になるため、骨盤の安定性をサポートするために骨盤ベルトは必要になります。


しかし、
経腟分娩と違う点としては、いつから使用するか

という点です。

経腟分娩の場合は、産後すぐから使用しますが、帝王切開の場合は、創傷部に痛みが生じるため、骨盤ベルトで締めることが難しい状態となります。

まずは、傷をしっかり治すことを優先し、産後1ヶ月程度から使用するようにしましょう。

1ヶ月検診の際に、医師に相談し、使用しても問題ないか確認した上で使用を始める方が良いでしょう。
早く骨盤を締めないと・・・と焦らなくても大丈夫です。

傷の治り方も個人個人で違うため、焦らずゆっくりと治していきましょう。




ここまで産後の骨盤ベルトについてお話ししました。

経腟分娩と帝王切開で違う部分もあるため、それぞれの状態に合わせて使用するようにしましょう。


次回は、産後の骨盤ベルトのつけ方やオススメのものを紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。