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こんにちは^^
理学療法士兼ピラティスインストラクターの私が、身体のことや資格のこと、産後の身体について書いているBlogです。

前回は、私が成功した産後ダイエットの方法についてお話ししました。
↓ ↓ ↓


2人目を出産し、1年以上が経過しましたが、体重は増えたまま・・・
どうにかしたいと思ってダイエットをしました。

一般的に、産後6ヶ月ぐらいまでには痩せたり、何かしら運動をして戻したほうがいいと言われますが、大丈夫です!!
1年を過ぎても元の体重に戻ります^^

産後ダイエットと同じぐらい気になるのが、骨盤の歪み骨盤矯正ではないでしょうか?

多くの整骨院、整体で「産後の骨盤矯正」って書いてありますよね?

気になるけど、本当に必要なのか、効果があるのかわからないという方が多いと思います。

今回は、産後の骨盤や骨盤矯正についてお話ししていきたいとおもいます。^^





産後は骨盤が開いているの?

「妊娠すると骨盤が歪む」「出産すると骨盤が開いてしまう」「産後も矯正しないと骨盤が開いたままになってしまう」などなどよく言われていますよね?
そのまま放っておくと、体がグラグラになる、太ってしまうなどなど不安になってしまう方が多いのではないでしょうか?

確かに、妊娠中には、出産に向けてリラキシン”という女性ホルモンが分泌されます。リラキシン”には骨と骨をつなぐ靭帯を緩める働きがあります。これにより骨盤周りの靭帯も緩み、骨盤も緩んでいきます。

確かに、出産直後の骨盤は靭帯が緩んでいて、骨盤が動きやすくなるため、重力に弱く不安定な状態になります。
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しかし、骨盤は矯正しないと戻らないというわけではありません。

出産後、ホルモンバランスが戻るにつれ、徐々に靭帯は元に戻るとされており、

「正常な場合、出産後の骨盤の不安定性は産後3〜6ヶ月で妊娠前の状態に戻る」
と言われています。


骨盤矯正は半年以内がいいと言われるのは、骨盤が戻る期間が3〜6ヶ月だからかもしれませんね。

産後の骨盤矯正は必要??

「正常な場合、出産後の骨盤の不安定性は産後3〜6ヶ月で妊娠前の状態に戻る」
と言われているのであれば、骨盤矯正は必要なの??って思いますよね。

上記でも述べたように、人間の靭帯は、ホルモンの影響で伸びても元に戻ります。
開いた骨盤を元に戻すための骨盤矯正は必要ありません!!

しかし、産後には様々なトラブルがあり、下記のような症状がある場合は、プロの力が必要になると考えます。

①骨盤が戻ると言われる時期を過ぎても不安定な感じが続き、生活が大変な方

②骨盤周囲に痛みがある方

③尿漏れなどのトラブルがある方

それぞれ細かくみていきましょう。



①骨盤が戻ると言われる時期を過ぎても不安定な感じが続き、生活が大変な方


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いわゆるインナーマッスルや骨盤周囲の筋肉がうまく使えていない可能性があります。または、左右差などからも不安定性が生まれます。

ただ骨盤を押したり、ストレッチしたりして矯正するだけではなく、
筋肉の使い方どこが弱いのか日常生活でどういうことに気をつけるのかなど、教えてもらえる場所に行くと良いでしょう。

②骨盤周囲に痛みがある方

出産後、多くの場合は、時間の経過とともに骨盤が元に戻り痛みは改善していきます。
しかし、中には動けないほどひどい痛みに悩まされる方がいます。
その場合は、無理をせず整形外科を受診することをお勧めします!!

妊娠授乳関連骨粗鬆症というものも報告されており、「周産期の圧迫骨折や強い腰痛の原因となる」と言われています。

また、産後だから仕方ないと放っておく方もいますが、放っておいて良くなるものではありません。
私自身も、1人目出産後、育児で手一杯で、自分の体のことを考える余裕がありませんでした。
痛みがあるけど、生活ができないほどではないし、なんとかなるだろうと思ってそのまま放置・・・

痛いまま理学療法士として働き、2人目を妊娠。
始めは良かったですが、お腹が大きくなるにつれて骨盤の痛みがどんどん酷くなり、立ち上がり、歩行、寝返り、起き上がり・・・
何もかもに痛みが生じ、寝返りでも強い痛みを感じるため夜間の睡眠も浅く、どうにもならないという状態が続きました。

後々、痛みが強くなって生活に支障が出たり、治りが遅くなることもあります。
痛みがある場合は、早い段階でプロに見てもらいましょう。


③尿漏れなどのトラブルがある方

妊娠・出産・産後における尿漏れについては、「出産後3年以内の女性の尿失禁と出産との関係性」という論文によると、

初めての妊娠前に尿失禁を経験している者は9.8%
妊娠中の尿失禁を経験している者は61.5%
出産直後から2ヶ月までに尿失禁を経験している者は48.9%
出産後2ヶ月から現在までに尿失禁を経験している者は35.5%(複数回答あり)


とされています。
妊娠中、出産後を通して尿漏れを経験する割合は高く、産後1年以上が経過しても続いている場合も多くあります。

また、尿失禁について相談をしたかという問いに対しては、尿失禁があると答えた者のうち、相談した者が27.5%、相談しない者が72.5%と多くの場合、相談をせず放置しているということが分かりました。
相談しなかった理由については、以下のようになっています。
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尿漏れに悩む割合はとても多く、早い段階で治療することで悩みも解決されます。
尿漏れにも種類があり、単に骨盤底筋を鍛えればいいものもあれば、そうでないものもあります。
尿漏れに対して治療のできるプロのところで、きちんと見てもらうようにしましょう。


ここまで、妊娠による骨盤の変化や、骨盤矯正の必要性についてお話ししました。


多くの人が、出産後は骨盤が開いているから、骨盤矯正に行って骨盤の開きを治さないと!!
と思っていると思います。

ですが、出産後ホルモンバランスが戻るにつれ、靭帯は元へ戻っていき、骨盤の開きも改善されていきます。

骨盤が開いているから骨盤矯正に行くというのは間違いであり、

出産による骨盤の不安定性痛み尿漏れなど、出産後の身体のトラブルがある場合には、それぞれに対して治療が必要となります。

多くの接骨院、整体などで「骨盤矯正」と掲げてありますが、それぞれどのようなことをしてくれるのか、自分の困っていることは何なのかを把握した上で、治療してもらうようにしましょう。

次回は、
骨盤矯正(出産による身体のトラブルに対する治療)はどの時期がいいのか?
産後の骨盤矯正の効果はあるのか?
骨盤矯正の選び方などをお話ししていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。